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サプリと医薬品、どう違う?骨の健康における機能性原料の役割

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サプリと医薬品、どう違う?骨の健康における機能性原料の役割

サプリと医薬品、どう違う?骨の健康における機能性原料の役割

2025/08/15

サプリと医薬品、どう違う?

骨の健康における機能性原料の役割

●はじめに:氾濫する健康情報と製品の正しい見分け方

 

ドラッグストアやインターネット上には、「骨の健康をサポートする」とうたう製品が数多く並んでいます。

 

それらは「健康食品」「サプリメント」「特定保健用食品(トクホ)」「機能性表示食品」、そして「医薬品」など、様々な名称で呼ばれており、多くの消費者がその違いを正確に理解しないまま利用しているのが現状です。

 

これらの製品は、法律上の定義、目的、そして科学的根拠のレベルが全く異なります。

 

本記事では、これらの違いを明確にし、骨の健康を考える上で、それぞれの製品をどのように位置づけ、賢く利用すればよいのかを解説します。

 

 

●製品分類の全体像:法律上の定義

 

まず、私たちが口にするものは、法律(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、通称:医薬品医療機器等法)によって大きく「医薬品」と「食品」に分けられます。

 

・医薬品:

病気の「治療、診断、予防」を目的とし、有効性や安全性について国の厳格な審査を経て承認されたもの。医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」と、薬局などで購入できる「一般用医薬品」があります。

 

・食品:

医薬品以外のすべての飲食物です。この「食品」の中に、いわゆる「健康食品」と、それ以外の「一般食品」が含まれます。

 

 

●「健康食品」の中の三兄弟:保健機能食品

 

「健康食品」という言葉に法的な定義はありませんが、一般的に健康維持・増進に役立つとされる食品全般を指します。

 

この中で、国が定めた制度に基づき、特定の機能性を表示することが許可されているのが「保健機能食品」です。これには3つの種類があります。

 

・特定保健用食品(トクホ)

特徴:製品ごとに、有効性や安全性について国(消費者庁)が個別に審査し、表示を許可した食品です。金色の人型マークが目印です。

目的:健康の維持増進に役立つ、または特定の保健の目的に資する旨の表示ができます(例:「骨の健康を維持するのに役立つ」など)。

根拠のレベル:国が科学的根拠を審査しているため、信頼性は比較的高いと言えます。

 

・機能性表示食品

特徴:国の審査は不要で、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示する食品です。事業者は、販売前に安全性や機能性の根拠に関する情報を消費者庁に届け出る必要があります。

目的:健康の維持増進に役立つ機能性を表示できます(例:「本品には骨の成分を維持する働きのある〇〇が含まれます」など)。

根拠のレベル:根拠は事業者任せであり、国による評価は行われていません。そのため、科学的根拠の質は製品によって様々です。

 

・栄養機能食品

特徴:国が定めた規格基準に適合していれば、届け出や許可なしで栄養成分の機能を表示できる食品です。対象となる栄養成分はビタミン、ミネラルなどです。

目的:「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」といった、栄養成分の一般的な役割を表示します。

 

 

●医薬品と健康食品の決定的な違い

 

これらの分類からわかるように、医薬品と健康食品(トクホや機能性表示食品を含む)の間には、目的において決定的な違いがあります。

  医薬品 健康食品(保健機能食品など)
目的     病気の治療・予防 健康の維持・増進
対象 病気の人(患者) 健康な人(疾病に罹患していない人)

規制

医薬品医療機器等法に基づき、

国が有効性・安全性を厳しく

審査・承認

事業者の責任で表示

(トクホは国の個別許可あり)

骨粗鬆症治療薬

(ビスホスホネート製剤など)

カルシウムやMBPを含むトクホ

大豆イソフラボンを含む機能性表示食品


 

 

 

 

 

 

 

 

 

●消費者としての賢い選択

 

この違いを理解することは、消費者が自分自身を守るために極めて重要です。

 

骨粗鬆症と診断された人が、治療薬の代わりに「骨に良い」とうたう機能性表示食品を摂取しても、病気の治療にはなりません。

 

誇大な広告を信じて医療機関の受診が遅れると、病状が悪化してしまう危険性もあります。

 

賢い利用法は以下の通りです。

 

・基本はバランスの良い食事:

トクホや機能性表示食品のパッケージにも、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」という表示が義務付けられています。まずは日々の食生活を見直すことが大前提です。

 

・健康食品は「補助」と心得る:

医薬品と違って「診断」される前の予防段階から使えるのが強みですが、健康食品はあくまで通常の食事で不足しがちな栄養素や機能性成分を「補う」ためのものです。過度な期待は禁物です。

 

・病気の治療は「医薬品」で:

骨粗鬆症などの病気と「診断」された場合は、必ず医師の指示に従い、承認された医薬品による治療を受けてください。健康食品と一緒に使うことで相乗効果が期待出来る場合もあります。

 

・専門家に相談する:

健康食品を利用する際、特に医薬品を服用している場合は、飲み合わせによって予期せぬ健康被害が起こる可能性もあります。必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

 

 

●まとめ

 

「機能性原料」を含む健康食品は、私たちの健康維持の一助となる可能性を秘めています。しかし、それらは病気を治療する「医薬品」とは全くの別物です。この境界線を正しく理解し、それぞれの役割に応じて適切に使い分けることが、自身の健康を守り、賢い消費者となるための第一歩なのです。

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