骨と肌、共通の土台「コラーゲン」を育てる食生活

週末、いかがお過ごしですか。 鏡を見て、ふとお肌のハリ不足が気になったり、以前より骨が弱くなったと感じたりすることはありませんか？

 

一見すると別々の悩みに思える「お肌のハリ」と「骨のしなやかさ」。実はこの二つには、**「コラーゲン」**という共通の土台が深く関わっています。

 

骨を鉄筋コンクリートの建物に例えるなら、カルシウムが「コンクリート」だとすれば、コラーゲンはその強度としなやかさを支える**「鉄筋」**の役割を果たしています 。

 

骨の体積の約半分はコラーゲンでできており、この鉄筋がしっかりしているからこそ、骨は硬いだけでなく、衝撃を吸収する弾力性を持つことができるのです 。  

 

一方、肌においては、皮膚の本体である真皮の約70%をコラーゲンが占めており、ベッドの**「バネ（スプリング）」**のように肌のハリと弾力を支えています 。  

 

骨も肌も、このコラーゲンの質が低下すると、骨はもろくなり、肌は弾力を失ってしまいます 。つまり、骨と肌を同時にケアするには、体内で効率よく質の良いコラーゲンを作り出す食生活が鍵となるのです。

 

 

【今日の骨活トリビア】

「コラーゲン鍋を食べた翌日はお肌がぷるぷる」という話をよく聞きますが、実は食事で摂ったコラーゲンが、そのまま肌や骨のコラーゲンになるわけではありません。

 

食事で摂取したコラーゲン（タンパク質）は、一度アミノ酸や「コラーゲンペプチド」という小さな単位に分解されてから体内に吸収されます 。

 

そして、体内で再びコラーゲンとして組み立て直されるのですが、この**再合成の過程で不可欠なのが「ビタミンC」**です 。

 

ビタミンCは、いわばコラーゲン工場で働く熟練の職人のような存在。いくら材料（タンパク質）があっても、職人がいなければ製品は完成しません。鉄分もこの再合成を助ける重要なパートナーです 。

 

つまり、効率的にコラーゲンを育てる秘訣は、材料となる「タンパク質」と、合成を助ける「ビタミンC」や「鉄分」を一緒に摂ることなのです 。  

 

 

【今日の一日一骨】

今日は、骨と肌の共通の材料となるタンパク質を意識して摂りましょう。

 

コツコツグルメの「鶏もも肉とチーズの和風クリーム煮」は、鶏肉とチーズから良質なタンパク質を手軽に美味しく補給できる一品です。

 

そして、ぜひ食後のデザートや間食に、ビタミンCが豊富な果物（キウイ、いちご、柑橘類など）を添えてみてください。

 

この組み合わせが、体の中のコラーゲン工場をフル稼働させる秘訣です。内側から、しなやかな骨とハリのある肌を一緒に育てていきましょう。

 

 

今日もコツコツ頑張りましょう。